初めに

この本では人間の悩みは全て人間関係と言い切ってしまいます。
心理学者アドラーが提唱する考え方で、なぜ全ては人間関係の悩みなのか、なぜ人間は複雑に考えてしまうのかなど、大半の人間が抱えているであろう問題を解決して行くという内容になっています。

私は最近になって、読んだのですがたくさん悩んで生きてきたからこそ響く言葉や考え方がたくさんありました。なので下文で紹介していきます。

人生が楽になる考え方

見出しにもあるようにこの本を読んで人生が楽になる考え方が二つありました。実はもっとあるのですが、特に自分には必要だなと思った考え方を絞って紹介します。

  1. 「変えられるものと、変えられない物を見極める」
    • 1つ目の「変えられるものと変えられない物を見極める」と言うことは端的に言うと、変えられるのは自分だけ、そして相手を変えるのは難しいということです。相手によく思われようと自分を犠牲にして得られる物はほとんど無いです。
    • 他者にどう思われるかよりも、自分がどう在りたいかを考える。それで嫌われるなら最初からあなたとは合わなかったと考えれば良いのです。
  2. 「自己肯定と自己受容は違う」
    • これは意外と勘違いしている人が多いのではと思います。実際に自分も勘違いしてました。
    • 自己肯定は出来もしないのに出来るとか、自己暗示をすることで自らに嘘をつく行為です。60点のテスト結果を自分はたまたま運が悪かっただけ、本当は100点とれる実力がある。これは自己肯定に当たります。
    • 自己受容は出来ないことに対して、出来ない自分をありのままに受け入れ、出来るようになるべく進んで行くこと。自らに嘘をつくものではない。60点の採点結果を受け入れ、100点に近づくにはどうしたらいいか考えるのが自己受容にあたる。

まとめ

この記事で紹介した二つの言葉は、私が生きていく上で大切したい考え方です。
自分は物事を一人で考え込むタイプなので、複雑に考えがちでした。しかし、この本を読んで複雑な感情や考え方を文字で理解することで、日常生活に応用させやすく、少し変われた気がします。

いろんな言葉を知ることで、自分の経験した感情に理由付けが出来るようになりました。
これは、人に説明するときも納得されやすいというメリットがあります。

感情や考えを言語化するのは、とても難しいです。しかし、私は感情や考えを言語化することはとても大事なことだと言い切ります。
なぜか、それは感情や考えを言語化することで自分が駄目な方に向かっているかが、分かるようになるからです。言語化出来れば、解決策も考える事が出来る。漠然としている不安を解決することは難しい。

だから、たくさんの言葉や考え方を知り、思考する力を身につける必要があります。
自分もまだまだ未熟者ですが、少しずつ変われることを知っています。これが自信に繋がります。

人生は線ではなく、点です。点が連続して線の様に見えているだけです。いまを精一杯生きなければ豊かな明日はやってこない。いまを精一杯頑張ります。

投稿者

なしさん

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